賢押杯2015公開スタッフミーティング 発言要旨

11月30日に配信いたしました「賢押杯2015公開スタッフミーティング」における発言要旨をまとめました。是非ご覧ください。
現在賢押杯2015のエントリー受付中です。皆様のご参加を心よりお待ちしております。


賢押杯2015公開スタッフミーティング
収録:2014年11月30日(日)20時〜22時 於:USTREAM

1.はじめに
――なぜネットラジオをはじめたのか。
前々からblogやサイトで載せている硬い文章だけでなく、もう少しざっくばらんにスタッフ全体が考えていることを伝える機会をもてたらと思い、一番手っ取り早い方法としてネット配信を選んだ。今日は本音で話したい。


2.GMが語る「賢押杯2015はここが違う」
【新しい会場での開催】
――なぜ今回から会場が埼玉会館になったのか。
今までの大田区民センターでは許可がおりなかった、ある演出機材を使いたかったからだ。どんな機材であるかはまだ話せないが、期待してもらいたい。
――演出を重視しない大会もある。
問題と早押し機があればそれで十分、という大会があるのは理解するしそういった立場は否定しないが、我々はせっかくやるのだから「ケ」と「ハレ」の「ハレ」、非日常のクイズをお見せしたい。
【新形式「ジャンル別早押し&起立ボードクイズ」の導入】
――どのような形式か。
前回大会の1ヶ月前に思いついた企画だが、今回参加の裾野を広げるために導入した。オフラインクイズではあまりないが、1つのジャンルの問題を集中して解けるQMAには親和性の高い形式では無いか。特定ジャンルなら参加したいという方に来てほしい。本当はAn×Anプレイヤーにも慮ったジャンル分けにしたかったものの、今回はQMAの方に合わせたことはご容赦いただきたい。
――早押しクイズが苦手なプレイヤーにとっては魅力的かもしれない。
今まで早押しが苦手で参加をためらっていたプレイヤーのために用意した。早押しが苦手でも、30問なら30問全部の問題に参加することができる。誰もやったことがない企画なので誰が勝ち上がるかはわからない。新しいプレイヤーの活躍を期待したい。
――従来のローリングクイズにも新しい試みがある。
今までの賢押杯予選やオフラインの大きなクイズ大会で予選を通過したことのないプレイヤーのための予選教室を用意した。
今までも賢押杯Alt.でオフラインクイズの経験がないプレイヤー向けの大会を開いてきた。今回初心者の方にもぜひ賢押杯本大会に参加してほしくてこういった入り口を用意した。
【参加資格の変更】
――参加資格を大幅に緩和した理由は。
今回賢押杯Alt.の参加資格に合わせている。今まで本大会の資格である黄金賢者やS級プロアンサーに届かなくても賢押杯に参加したいというプレイヤーはたくさんいた。これまで出場資格を高くしていたのは「お互いをクイズゲーマーとして認めやすい環境づくり」を重視してきたことが背景にあったが、スタッフ内で協議した結果今回は参加したい人が参加できる大会にした。
――オフラインクイズの強い人が来て、オンラインクイズゲーマーが凹まされてしまうのではないか。
確かに誰しも上位に行きたいという気持ちはある。
オンラインクイズ専業の方が痛い目にあうと思う人ももしかしたらいるかもしれないが、オフラインの人たちが有利になるような問題はなるべくださないようにするなど、問題選定作業では今回かなり非常に気を使っている。オフラインの人たちばかりが有利になるような問題にはなっていないので、他のオフラインクイズ大会では上位にはいけないけれど賢押杯ならなんとかなる、と考えている人がもしいたら、「そんなに甘くはない」と言いたい。
【そのほかの変更点】
――今回のスペシャルラウンドは店舗大会を実施する。
せっかくオンラインクイズゲーマーのための大会なのだから店舗大会での勝ち上がり枠を用意したいと思った。本戦進出枠48のうちの3つが店舗大会優勝者に割り当てられる。店舗大会ならば参加する、というプレイヤーが賢押杯に来るきっかけ作りができたらうれしい。
――懇親会の「賢押盃(さかずき)」は今年もやると聞いた。
いままでの懇親会は会場移動があって大変だったが、今回は会館内のレストランで開催することにして、利便性を高めた。多くの人に参加してほしい。


3.「スタッフが答える賢押杯の疑問」
――スペシャルラウンドはエントリー時に選択するゲーム(QMA、An×An)の一方のみか。
限定はされない。スペシャルラウンドで勝ち残った際、そのゲームとは異なるゲーム側でエントリーをすることも、エントリーするゲームにおいて参加資格を満たす限りにおいて問題ない。
――今回もコスプレ参加は可能か。
賢押杯では、コスプレ参加者が単なる「にぎやかし」に終わらず、上位で活躍するのが特徴ではないか。
大会はもちろん、懇親会へのコスプレ参加も可能だ。ただ大会終了後、更衣スペースが閉まるので懇親会へコスプレで参加する場合は各自注意してほしい。賢押杯におけるコスプレの定義は更衣室が必要な着替えによるものであり、該当する参加者は多くて10人ぐらいだ。しかし、着替えが不要なユニフォーム等で参加する人がそれなりにいる。
――今回も名札はイラスト付きか。
今回もイラスト付の名札を用意したので、期待してほしい。
ただ、名札はラミネーターを使って汚れにくく、使いやすく保存しやすい形に改めた。これは、従来の名札ケースは1個100円でコストがかかりすぎていたからでもある。
当日エントリーだとイラスト付名札はもらえないので注意が必要だ。また、ぎりぎりのエントリーだとスタッフの負担になり大変なので、なるべく早めにエントリーしてもらいたい。
――ジャンル別早押し&起立ボードクイズの問題難易度はどの程度か。
難しい質問だ。しかし、各ジャンル得意な人が来ることを想定して作問した。ホールよりもちょっと難しい難易度と考えてほしい。
ただ、あからさまな難問ばかりではない。得意な人ならわかる問題だと思うので、わかったと思ったらどんどん押してほしい。特定ジャンルならとことん強い人たちはぜひ力を発揮してもらいたい。
また、形式が早押しボードクイズなので、ローリングクイズのように自分の好きな問題が出されたときに解答権がないということがないこともこのラウンドの特色のひとつだ。
――スタッフが賢押杯に参加したときの思い出を聞きたい。
初めて答えた問題、誤答した問題が印象深くて忘れられない。何を最初に答えたかというのは結構話のタネになるのでぜひ参加してほしい。賢押杯は後ほど記録集が出るので、自分が答えた問題を忘れることもない。
――記憶に残るような面白い問題がたくさんある。
これまでにホールラウンドで「釘宮病」「コラコラ問答」が答えになる問題が出された。もちろん変わった問題ばかりでなく普通の問題も多く、へぇーと思える問題もある。自分で答えるのも含めて、楽しみにしてもらいたい。
――賢押杯の問題は流行を先取りしている。
ペーパー最後の問題は当時正解率1ケタという難問だったが、そこで出された「俺、ツインテールになります。」「変態王子と笑わない猫。」は共にアニメ化している。クイズゲーマー向けの大会なので、アニメ&ゲームジャンルの問題を出すことには特に気を使っている。
また、問題提出スタッフ側からは、「自分の問題が採用されて正解出るとうれしい」という声も寄せられており、ウチの大会は個々人の「この問題を出したい!」というリビドーを大切にしている。そのリビドーの強い問題が採用されやすい。
――毎回ものすごい対戦カードや劇的な展開が生まれている。
甲子園方面にお住まいの魔物さん(笑)には毎回ご足労いただいている。ただ、これまで行っていたUSTREAM生配信は今回行わない。大会の模様は後ほどYoutubeにアップできないか考えているところだが、できればリアルタイムで見に来てほしい。
――持込による入場曲を使った演出も賢押杯の特徴だ。
準決勝で自分の曲を流したい方がいるかもしれないが、いろいろ悩んだが今回は曲の持込は決勝のみとした。決して手抜きをするわけではない。また、その分見て盛り上がる演出を考えている。
今回も本選を抜けてステージにいけるのは8人であることは変わらない。
――賢押杯の演出はプロレスを意識しているのか。
自分がプロレスファンなので、地方巡業を見ながら演出などの知恵を借りることがある。今回もなんとかして参加者を驚かせようと画策している。ビジネスレベルにあるプロレス団体と同じことは難しいが、アマチュアの自分たちにできることは何か、と常々考えている。
賢押杯はもちろん「やるクイズ」の場でもあるが、それ以上に「観るクイズ」も大事にしている。敗退しても、ぜひ最後まで見ていってほしい。
――会場の近くでは同日、何かイベントがあるみたいだ。
間違ってもさいたま新都心にはいかないようにしてほしい(笑)。ホテルをとるのも大変な状況なので、遠方からの参加者は早めに動いたほうがいいかもしれない。
――前回の参加人数は225人だった。
2009年の313人をピークにやや減少傾向にある。定員に比べ十分な空きがあるのに埋まらないのはさびしい。今回は資格も含めて参加しやすくしたのでぜひ参加を検討してほしい。
――An×Anが大会直前の1月30日に終了する。
おそらくプレイヤーが大勢で集まる機会はこの先なくなってしまうのではないか。この機会を活かしてもらいたい。


4.おわりに
――大会にかける思いを教えてほしい。
自分自身新しいことをやっているつもりは全くない。長年オフラインクイズとオンラインクイズで見てきた良いものをパッチワークのようにつなげていった大会がこの賢押杯だ。それが誰かにとっては新しいものとして目に写っているのかもしれない。具体的には、オンラインの人たちにオフラインのクイズを見せるという試みはある種の斬新さをともなっているのではないか。
今回ジャンル別早押し&起立ボードクイズやスペシャルラウンドなどやることを増やしたことで、未知の強豪の登場にも期待している。
このラジオは参加を想定している方が聞いていると思う。こういった面白い大会があるということをぜひ参加を迷われている方、参加を考えていない方に伝え、彼らをお誘いの上参加してほしい。
できるなら2009年の313人を超える人数を集めたい。より多くの人に賢押杯を見て体験してもらいたい。