覚えゲー

だいぶ間隔が空きながらの更新で申し訳ありませんが、前回の記事の補足を少しだけ。
よくQMAは「覚えゲー」と揶揄されるわけですが、極端な話オフラインの早押しクイズも、半分は「覚えゲー」だと言えるでしょう。例えば今回の賢押杯の問題で出題された問題の中では、「魚は眠らないと考えられていた事から/」という問題文だけで「木魚」を正解された方がいました。こういった問題は「ベタ」と呼ばれ、クイズサークルの中では覚えた者勝ちのようなものになっています。今回の大会は、そうした「ベタ」を意識的に排除するような事はしませんでした。これは、QMAプレイヤー限定の大会以外でも出されている、普通の問題をなるべく出題しようという考え方があったからです。QMAでも、人それぞれによって異なるでしょうが、ご自分が考える「ベタ」はありませんか?何度も出たから覚えてしまった、という問題はきっとあるはずです。
オフラインのクイズにせよQMAにせよ、ちょっとした遊びを超えて勝負事、競技として取り組み始めた時点で必ずそこには努力する余地が介在するわけで、努力を重ねた人が集まってくるのがオフラインならオープン、QMAならケルベロス組とかキングリーグになると思うのです(もちろん、以前書きましたが努力は「しなければならない」ものではありませんが)。ですから、努力を重ねた人たちに歯が立たない事に対して「あれは覚えゲーだから」と言ってしまうのはお門違いというものだと思います。例えば今回の賢押杯に限らず、オープンやクイズサークルで良い結果を残せなかったからといって、「覚えゲーだから負けた」などと言う人はいるのでしょうか?何より、QMAで一流のプレイヤーは早押しでも一定以上の結果を残せる、という今回の大会の結果からも、QMAとオフラインのクイズの性質が本質的に似通っているという事がお分かりいただけるのではないでしょうか。